お部屋の様子を少し覗いてみると、とても真剣な表情で紙をチョキチョキしている姿が見られました。
とても集中して紙を好きな形に切っていました。
お家でも、お子様がはさみを使って何かを作っているとき、ハラハラしながら見守ったり、危なくないかなと手出しをしたくなったりすることはありませんでしょうか。
実は、何気なく見える「はさみを使う」「指先を動かす」という活動には、子どもたちの成長を支える大切な要素がたくさん詰まっています。
手は第二の脳とも呼ばれるほど神経が集中している場所と言われています。
はさみを上手に開閉しながら、もう片方の手で紙をそっと支えて回していく。
そんな左右で異なる複雑な指先の運動は、脳を心地よく刺激し、自分の身体をコントロールする力をじっくりと養ってくれます。
さらに工作の素晴らしいところは、ここにこれを貼りたいから、まずはこの形に切ろう、と子どもたちが頭の中で常に予測と計画を繰り返しています。
私たちは日々の療育の中で、綺麗に作品を作ることだけを目指しているわけではありません。
最初ははさみの使い方がぎこちなかった子が、少しずつ真っ直ぐ切れるようになり、やがて自分の力で複雑な曲線を切れるようになっていく、そのプロセスを何よりも大切にしています。
昨日までは難しかったことが、今日は自分の手でできた。
そのときに子どもたちが見せてくれる誇らしげな笑顔は、本当にキラキラしています。