とろんこBLOG

2022年1月18日(火)「うん、きみ わるくないよ」

いつもとろんこアカデミーのブログをご覧いただきありがとうございます。

1月も半分が過ぎ、中学3年生は最後のテスト期間に突入。進級、進学を控えた子ども達はどこかそわそわ、複雑な表情をしていることも。<大丈夫だよ~>と言葉で伝えることはもちろん、簡単には拭えないその心の揺らぎを、一緒に見つめて、感じていきたいと思っています。なんにせよ、この時期は先生たちでもそわそわします。

 

さて、本日の1枚目はこちら。

”カニ歩き”です。右足と左手、左足と右手を一緒に前に出して進むこの動き、やっていると頭がこんがらがってきます。

なかなか難しいので彼も苦戦しましたが、「むずかしいわ~!」と一言。できたら嬉しいけど、できなくてもへっちゃらです。

鋭いサーブ。彼女はとにかく際どいところに打ち込むのが大得意です。

最終的には先生に逆転負けしてしまいましたが、「ふぅ~ん」と余裕の表情。次は勝つからええねん~~なんて声が聞こえてきそうでした。

 

 

 

近年、”自己肯定感”という言葉を散見するようになりました。自己肯定感を高めるためのハウツー本も多く出版され、概念はかなり多義的に用いられている印象です。

とはいったものの、心理学をかじっておきながら私自身も明確に理解しているわけではありませんでした。自己肯定感って一体全体どういうものなんだろうか、と子ども達と接しながら考えていましたが、あまり上手く考えがまとまらず…。困ったときは先行研究を読め!という院生時代の恩師の教えに従い、とりあえず文献やら論文やらを読み漁ってみました。

その結果をざっくり言うと、

  自己肯定感とは自分を好きでいたり、自分を大切だと思える感覚である

とのこと。そこには、”正解、不正解”や”自信の有無”は関係してこないようです。

 

”できてもできなくても、そんな自分が好きだ”と思えたり、”自分はこの世で唯一無二のかけがえのない存在である”と感じられたりする。他者から与えられた評価も、テストの点数も、検査の指数も、関係ありません。自分のことを大切にした結果、付随してくる物もあるかもしれませんが、それは目的にはなり得ません。自己を肯定するとは、言い方を変えると、自分を真に愛するということなのかもしれません。”愛するということ”については長尺になるのでまたいつかの機会に。

”自己肯定感”と言うとなんだかお堅く、遠く感じてしまうのですが、兎にも角にも、とろんこが大切にしているのは、そういうことなのです。

『たまおくんはたまごにいちゃん/あきやまただし』より。

 

 

今日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

近藤


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