いつもとろんこアカデミーのBlogをご覧いただきありがとうございます。

『とろんこアカデミーBlog』では、日々の活動の様子を掲載しております。

最後までご覧いただけますと幸いです。

～本日のとろんこの様子～

とろんこに来所してくれている子どもたちのなかには、「大人は完璧。」、「大人だからできて当たり前。」と思っている子も少なくありません。

そんな子どもたちに伝えていることは、「完璧な大人なんていない。みんな苦手なことがありながらも生きている。」ということです。

かくいう私も、とろんこでは施設管理責任者として勤務しておりますが、子どもの頃から苦手なことがたくさんあります。

私は小さい頃からじっとしていることが苦手で、授業中もペンを回したり、カチカチ音を鳴らしたり、足を組んでは下ろしたりと45分授業に集中することができませんでした。

片付けも苦手で机の中はもらったプリントが押し込まれ、年度が変わるタイミングで8月のプリントが出てきたり。

あとは、人と話すことは大好きなのですが、相手の話を聞いているとき、私の頭の中では「あれも言わなきゃ、この人髪切ったな、あそこの壁になにかある、この後なにしようか。」などたくさんの思考が巡ります。

思考に過集中してしまうこともあり、その時は大事な話があっても聞き逃してしまいます。

買い物の最中もキョロキョロしたり、他人の話がずっと耳に入ってきたりしてしまい、疲れます。

他の人からはとても落ち着きがなく、集中できない子とよく言われてきました。

今は改善したところもありますが、ほとんどが当時のまま。

でも、いま私がこうして仕事をしたり、人と接することができているのは、自分のことを客観的に見たり、聞いたり、調べたりして、苦手を受け入れることができたからだと思います。

どちらかといえば、私はとろんこに来所してくれている子どもたちと似ているところがたくさんあります。

だからこそ、子どもたちには「自分を受け入れる」ということを伝えていきたいと思っています。

自分を知れば、見える世界が少しずつ変わっていく。

そんな気がします。

『自分を知るということは難しい。だからこそ、知れば知るほど楽しくなる。』

最後まで当Blogをご覧いただきありがとうございました。

明日もよろしくお願いいたします。