とろんこBLOG

2021年10月26日(火) 同じところ、違うところ

いつもとろんこアカデミーのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

10月26日火曜日のとろんこの様子です。

漢字の宿題に取り組んでいる彼女。

以前は書きながらおしゃべりに興じることも多かったのですが、最近は黙々と取り組んでいます。

時々、面白い書き間違えをした時にだけ、先生と目を見合わせ、ケラケラとかわいい笑い声を響かせます。

彼女は絵を描くのも得意で、カタカナの勉強も兼ねてカルタづくりをしています。

完成した暁には、とろんこに来ている他の子ども達も使うことになります。

”カタカナが苦手な子の、カタカナが苦手な子による、カタカナが苦手な子の為のカタカナカルタ”です。

「漢字で書いたら、1年生の子読めへんかも~」という気遣いまで…素敵!

こちらはとある先生の回答。二人で書いたものを見せ合って、どのくらい回答が被るかを確認します。決して一緒の回答をするのがよい、というものではありません。自分と人って一緒なところも違うところもあるんだな~と気づくことに重きを置いています。

 

”自分は人とは全く違う、たった一人の個人である”ということを知ることが大切、というと、『当たり前のことでは?』と思えるかもしれません。ですが、よくよく思い返してみると、つい自分の価値観と人の価値観は同じだ、と思ってしまうことが往々にしてあるように思います。”普通”とか、”当たり前”という言葉を使って、そこにそぐわない何かをはじき出してしまう時、もしかしたらとても大切なものも一緒にはじき出しているかもしれません。自分にとっての”普通”や”当たり前”を疑ってみると、新しい視点と出会えます。ただ、それを受け入れて、絶対好きにならなければいけないわけではありません。”私とは違うけど、それもいいね~”と思えたら、自分の中に広がりが出来て、それが器になっていきます。その器は、きっと他者だけでなく、自分自身も受け止めてくれると思うのです。

とろんこはいつでも、器のような存在でありたいと思っています。

 

 

”赤いたてがみ”のライオン、超クールです。最高。

 

 

今日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。

近藤


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