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とろんこアカデミーBLOG
10.82026
2026年10月8日(木) 冷たい風

いつもとろんこアカデミーのBlogをご覧いただき、ありがとうございます。
当ブログでは、とろんこアカデミーでの日々の取り組みや、子どもたちの様子を紹介しています。
子どもやスタッフの顔等はプライバシー保護の観点からモザイク等の処理を施しております。
あらかじめご了承ください。
本日も最後までご覧いただけますと幸いです。
~とろんこの活動の様子~


二十四節気の「寒露」を迎えました。
朝晩の空気がひんやりと冷たくなり、秋の深まりを肌で感じる頃です。
寒露という言葉には、草木に宿る露が冷たく感じられる季節という意味があります。
夏の名残が少しずつ遠ざかり、空気の中に冷たさが混じってくる時期です。
考えてみれば、人の人生にも「冷たい風」のようなものが吹くことがあります。
何をしてもうまくいかないと感じるとき、頑張っているのに思うような結果が出ないとき、昨日まではできていたことが今日はできないとき。
大人にも子どもにも、そんな時間があります。
子どもたちの学習の中でも、同じような場面に出会うことがあります。
計算が何度やっても合わない。
漢字が覚えられない。
文章を読んでも意味がつかめない。
できるはずなのに、今日はなぜかうまくいかない。
そんなとき、周りから見れば小さなつまずきに見えても、その子の中では大きな「冷たい風」が吹いていることがあります。
だからこそ、療育では「どうしてできないのか」を急いで探すだけではなく、その子が今どんな風を受けているのかを感じ取ることも大切なのだと思います。
すぐに答えを教えるのではなく、少し立ち止まって一緒に考えてみる。
難しさを感じているときには、その気持ちを置き去りにせず、できるところまで戻ってみる。ときには問題の量を減らしたり、やり方を変えたりしながら、「ここならできそう」と思える場所を一緒に探していく。
冷たい風が吹いているときに、「頑張って進もう」と背中を押すだけではなく、隣に立って同じ風を感じてみる。
その風が少し弱くなるまで一緒に待つことも、支援のひとつなのかもしれません。
そして、風はいつまでも同じ強さではありません。
うまくいかなかった日があっても、別の日にはふっとできることがあります。
昨日まで難しかった問題が、ある日突然わかることもあります。
子どもの成長は、いつも暖かな日ばかりではありません。
迷ったり、立ち止まったり、冷たい風に吹かれたりしながら、それでも少しずつ前へ進んでいきます。
寒露の冷たい空気を感じるこの季節だからこそ、目の前の子どもに吹いている風にも気づける人でありたい。風を避けることだけではなく、その風の中で一緒に立つこと。そんな寄り添い方を大切にしたいと思います。
最後まで当Blogをご覧いただき、ありがとうございました。
明日もとろんこアカデミーは皆様の来所をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。





