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とろんこアカデミーBLOG
10.162026
2026年10月16日(金)香りで変わる感じ方

いつもとろんこアカデミーのBlogをご覧いただき、ありがとうございます。
当ブログでは、とろんこアカデミーでの日々の取り組みや、子どもたちの様子を紹介しています。
子どもやスタッフの顔等はプライバシー保護の観点からモザイク等の処理を施しております。あらかじめご了承ください。
本日も最後までご覧いただけますと幸いです。
~とろんこの活動の様子~

どこからともなく漂ってくる金木犀の香り。
まだ花の姿が見えなくても、その甘い香りに気づくと、秋が来たことを感じます。
懐かしい気持ちになる人もいれば、秋の訪れをうれしく感じる人もいる。
同じ香りを嗅いでいても、心に浮かぶものは人それぞれです。
身近な食べ物にも、似たような不思議があります。
かき氷のイチゴやメロンのシロップは、甘さのもとになる成分が似ているものもありますが、香りや色の違いによって、それぞれ違った味わいとして感じられます。
鼻をつまんで食べると、いつもはわかる味の違いが感じにくくなることもあります。
私たちは舌だけで味を感じているのではなく、鼻から入る香りや目に映る色など、いくつもの情報を組み合わせて味わっているのです。
つまり、私たちが「こう感じる」「こう思う」という反応は、ひとつの情報だけで決まるわけではありません。
そのときの状況や経験、気持ちによっても変わります。
子どもたちとの関わりにも、同じことがいえるのではないでしょうか。
例えば、学習中に「もう少し頑張ってみよう」と声をかけたとき、その言葉を励ましとして受け取る子もいれば、すでに精一杯頑張っていて、もうこれ以上は難しいと感じる子もいるかもしれません。
初めての課題を楽しみにする子がいる一方で、何をするのかわからない不安から、なかなか手をつけられない子もいます。
周りから見れば同じ場面でも、子どもの内側では違うことが起きているのです。
子どもの行動だけを見ていると、その背景にある気持ちを見落としてしまうことがあります。
手が止まっているのは、やる気がないからなのか。
それとも、問題の意味がわからず困っているのか。
失敗を怖がっているのか、疲れて集中しにくくなっているのか。
見た目だけでは判断できないことも少なくありません。
だからこそ、子どもの様子を見ながら、声のかけ方や課題の示し方を少し変えてみることがあります。
言葉で説明するより、見本を示した方がわかりやすいこともあれば、すぐに手助けするより、少し待つことで自分から動き出せることもあります。
関わり方が変わると、子どもの反応も変わることがあるのです。
人の感じ方は、外からは見えにくいものです。
だからこそ、目の前の反応だけで決めつけず、その子には今、どんなふうに届いているのだろうと考えてみる。
そんな小さな視点の違いが、子どもを理解する手がかりになります。
金木犀の香りに足を止める人もいれば、気づかず通り過ぎる人もいます。
同じ道を歩いていても、心に残るものは同じではないのですね。
最後まで当Blogをご覧いただき、ありがとうございました。
明日もとろんこアカデミーは皆様の来所をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。






