いつもとろんこアカデミーのBlogをご覧いただきありがとうございます。

『とろんこアカデミーBlog』では、日々の活動の様子を掲載しております。

最後までご覧いただけますと幸いです。

～本日のとろんこの様子～

季節が進むにつれ、子どもたちのまわりにも小さな「初めて」がたくさん訪れています。
とろんこアカデミーでも、学習のやり方が変わったり、新しい運動に挑戦したり、少しレベルの違うものに取り組んだりと、子どもたちは日々“新しい一歩”に出会っています。でもその一歩には、大人が思うよりずっと大きな勇気が必要なことがあります。
だからこそ、私たちは子どもたちが「始めやすい」と感じられる環境を大切にしています。
そしてその環境づくりは、施設だけでなく、ご家庭と一緒に作っていくものだと思っています。
新しいことに挑戦するとき、まず大切なのは、小さくても“できた”と思えるスタートをつくることです。
難しいことへいきなり飛び込むよりも、「これならできるかもしれない」と思える入り口から始めることで、子ども自身の意志で進みやすくなります。
ご家庭でも、宿題や練習の前に「まずはここだけ一緒にやってみよう」と声を添えていただくだけで、子どもの気持ちの負担がぐっと軽くなることがあります。
それから、活動の見通しが持てることも、とても心の安定につながります。
「このあと何をするのか」が分かるだけで、子どもたちは安心してスタートを切れます。
ご家庭でも、「今日はこの順番でやってみようね」と軽く流れを伝えていただくと、取り組みやすさが変わります。
また、子どもたちは言葉だけではなく、姿勢や表情、小さな動きでも気持ちを伝えてくれています。
少し手が止まる、椅子に沈み込む、視線が泳ぐ……そんなサインに気づけると、「ちょっと不安なんだな」「入り口が高かったかな」と分かり、そこにそっと寄り添うことができます。
保護者の方だからこそ気づけるサインもたくさんありますので、きづいたことを私たちに共有していただけると、一緒によりよい支援ができます。
学習前や合間に軽くストレッチしたり、深呼吸をしたりすることも、新しいことへ踏み出す助けになります。
身体がほぐれると、心もふっと柔らかくなり、「やってみよう」に向かいやすくなります。
施設でもご家庭でも、ほんの数十秒でも十分効果があります。
私たち大人は、子どもたちの“挑戦したい気持ち”に光を当てる役目があります。
保護者とスタッフが同じ方向を向いて、「その子のペースで進めば大丈夫だよ」と見守ることが、子どもたちにとって何よりの力になります。
新しいことが、怖いものではなく、少し楽しみなものに変わっていく。
そんな瞬間を、これからもご家庭と一緒に支えていけたら嬉しく思います。

最後まで当Blogをご覧いただき、ありがとうございました。
明日もとろんこアカデミーは、皆様の来所を心よりお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。