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～本日のとろんこの様子～

冬の空気が少しずつ深まるなか、とろんこアカデミーには今日も子どもたちのあたたかな気配が広がっています。
本日、スタッフで「本人の意思決定を大切にする支援」についての研修を行いました。
子どもたちが自分で選び、自分で決めることは、その子の自信や安心につながる、とても大切な土台になります。
研修の中で改めて感じたのは、子どもたちが示す“意思”は、決して声だけではないということです。
言葉にならなくても、少しだけ体が前のめりになったり、手がそっと伸びたり、反対に身体が遠ざかったり、表情がふわっと明るくなったり…。
そのひとつひとつが「やりたい」「やりたくない」「これがいい」という大切なサインです。
スタッフは、その小さな動きを見逃さないように、子どもたちのそばにそっと寄り添う姿勢を大切にしています。
学習の順番を自分で選ぶことも、使いたい道具を指さして教えてくれることも、活動の途中で少し休みたいサインを表情で示してくれることも、すべてがその子らしい“意思表示”。
自分の気持ちが尊重された経験は、子どもにとって大きな安心となり、次の挑戦へ踏み出す力にもなります。
研修では、スタッフ同士で「どんな聞き方なら子どもの気持ちを引き出せるだろう」「どんな選択肢なら無理なく選べるだろう」と話し合い、子どもたちの“声にならない声”も含めて丁寧に受け取る方法を共有しました。
支援は大人が前に立って引っぱるものではなく、子どもと並んで歩きながら、その子自身が選んだ道をそっと照らしていくものだということを、改めて確かめる時間になりました。
ご家庭でも、「どうしたい？」「どっちにする？」という問いかけだけでなく、表情や動きから気持ちをくみ取ってあげることが、子どもたちにとって大きな安心につながっていきます。
とろんこアカデミーとご家庭の両方が子どもたちのサインを大切にしようとしている、その空気そのものが、子どもたちの自己決定を育てる大きな力になります。
これからも子どもたちが自分の気持ちを大切にしながら、のびのびと選び、決めていけるように、スタッフ一同、丁寧に寄り添っていきたいと思います。

最後まで当Blogをご覧いただき、ありがとうございました。
明日もとろんこアカデミーは、皆様の来所を心よりお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。