とろんこBLOG

2023年1月10日(火) 古いと新しいと

いつもとろんこアカデミーのブログをご覧いただきありがとうございます。

昨日は成人の日だったので、とろんこもお休みをいただいておりました。

今から春にかけて様々な式典や催事がありますが、それは祝うという意味を持つだけでなく、人生の一つの区切りとしても機能しています。

 

さて、今日は多くの小学校で始業式が行われました。こちらも一つの区切り、3学期の始まりです。

久しぶりの学校だったので、とろんこもゆるりとスタート。ビジョントレーニングとしてドーナツカルタで先生と対決。

ホールに出たら近距離でラリーを。10回突破です!

プリントに取り組む彼の右側にはマイけん玉がスタンバイされています。

とろんこでもずいぶん前から練習を重ね、ついに自分のけん玉をゲットしたようです。
「もしもし…もしもし亀よ…」と粘り強く何度も何度もトライ。「前は全然できなかったけど結構うまくなった!」と嬉しそうに話しながら、体全体を使って上手にお皿にのせていました。

<昔やったなぁ>と思わず一緒に夢中になる先生と、横並びで長い時間集中を切らすことなく取り組み続ける彼。

「先生、乗ったで!」と報告してくれました。

一生懸命取り組むのは子どもだけではないようで。寿司打というタイピングゲームで子どもと競っている先生は空き時間を見つけては猛特訓しています。

果たして勝てる日は来るのでしょうか…

歴史なんて…と思っていましたが、昔のことを知ることって大事なんだなぁと今になって思います。苦手な子でも短い文なら楽しく学べることも。

 

 

冒頭、儀式について触れました。平和な成人の儀が日本で行われている一方、世界には過酷な儀式が行われているところも。

バヌアツ共和国のとある島では、成人の儀としてバンジージャンプをするそうですが、安全性が確保されていないためとても危険だと言われています。命をかけてでも慣習に従わなければ成人として認められない、そこには未成年と成年の間に大きな隔たりがあることが見て取れます。それほどの覚悟や度胸、生き残るだけの強運がなければバヌアツ共和国では生きていけないということなのかもしれません。

とろんこには小学1年生から高校2年生までの子ども達が通ってくれていますが、みんな帯祝い、お七夜、お宮参り、お食い初めに始まり入園式や入学式など、生まれてから多くの祝い事を経験してきています。その都度自分の人生に一区切りつけ、何かを願い、そして卒園や卒業を経験することで、決別や後には戻れないことを感じていくのです。

法改正で18歳から成人と定められたことで、1月9日には、”成人式”ではなく”二十歳のつどい”と名称を変えて通過儀礼が行われたと耳にしました。

時代はどんどん変化していきます。新しい技術や文化の台頭によって古いものは淘汰され、失われつつありますが、通過儀礼はこれからも行われていくのだろうと思います。どんな分野のことであれ、故きを温ねて新しきを知る、その良さを子ども達にも伝えていきたいのです。

 

 

 

今日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いいたします。

近藤


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