いつもとろんこアカデミーのブログをご覧いただきありがとうございます。

今日8月23日からは二十四節気「処暑（しょしょ）」にあたります。

暦上では徐々に暑さが和らいでくる頃とされていますが、今日もしっかりと蒸し暑い一日でした。一方で日の入りが早くなったり、イチョウの木に銀杏が実ったりと、ふと秋を感じる瞬間も増えてきています。

さて、まだまだ残暑厳しい本日のとろんこの様子をお伝えします。

こちらの写真は約1年前のもの。そして今日、1年越しに再びとろんこにリコーダーの音色が響きました。練習していたのも去年と同じ男の子です。

4年生だった彼は5年生になり、リコーダーの腕も上達していました。

リコーダー練習の後はプリント学習。

＜分数、久々ちゃう？どうやってやるか覚えてる？？＞「これは、こうやから…7分の7！…1か？」＜お！7分の7は1やな！そしたらこれは～?＞

先生は見守ったり、伝え方を変えたり、ホワイトボードに書いてみたり、彼が分かりやすい方法をさがします。そして…

「あぁ！！なるほどね～！」と嬉しそうな声が響き、写真をこっそり撮っていた私も思わず笑顔になりました。

こちらの部屋では高校生の男の子が課題（エッセイ）に取り組んでいます。

随想を思うがままに書いていくという課題は大人でも頭を抱えてしまいそうですが、一生懸命に自分の興味のある分野を題材にして、先生と一緒に言葉を紡いでいました。

とろんこお手製、漢字ビンゴです。ビンゴといえば普通、数字を用いて遊びますが、別に漢字でもビンゴを楽しめるのでは？という発想から。楽しく、競いながら漢字も一緒に学べるとしたら、使わない手はありません。

普通、当たり前、昔からそうだから…”古い＝悪い”というわけではありませんが、ずっと固定観念にとらわれていては新しいものは見えてきません。どんなに踏みとどまりたくとも時代はどんどん進んでいきます。慣れ親しんだものから離れると言うと不安にもなりますが、たまには時代の波に流されてみるのも、また一興。故きを温ねて新しきを知る、どちらも知ることができる絶好の機会なのです。遊戯でも学習でも、なんだか躓くなぁ…、と思った時が新しい選択肢を手に入れるチャンスなのかもしれません。

当たり前を疑ってみるという発想、忘れたくないものです。（『欲が出ました／ヨシタケシンスケ』）

今日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いいたします。

近藤