とろんこアカデミーのブログをご覧いただきありがとうございます。

色々な特色があるこの業界は時より飲食業界に例えられることがあります。
仮にこちらが和食に特化したお店だとするならば、イタリアンを求めてきたお客さんの希望に添う事はできません。近くに美味しいイタリアンがありますよ、と紹介することはできます。メニューにないものでも「こういった和食が食べたい！」という希望にはとことん応えたい気持ちでいます。
とろんこが和食料理屋だとすれば、僕が店長で、最高の腕をもった料理長とその下に頼もしい板前たちがいる和食店だと思っています。ただし、フレンチやブラジル料理は出せません。また、どんなに美味しい料理を出しても「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」がなければ二度と行きたいと思えません。子ども達が来てから帰るまで、一瞬たりとも気は抜きません。

今日来てくれた女子。宿題を終わらせた後はトランプを使って英語の勉強です。「ピッツァ！」とステキな発音が聞こえてきました。

日付の読み方をカードで。生活に根差したこういう学習も大切です。

宿題。
なんとかとろんこで終わらせたいんだ！と力強く言う彼に感動しました。

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とろんこに来ている子の多くは宿題・課題を中心に取り組んでいますが、小学生なんかは1時間全てを宿題に費やすのではなく、なるべく早く楽にそれを終わらせてこちらで用意したプリントなどをしています。そのプリントに関しては、その子が頭を使って「ちょうど」出来る内容のものを用意します。この「ちょうど」を見極めるのも我々の役目。簡単すぎず、難しすぎず。
子ども達がこれまで経験してきた「出来ない」という気持ち、故に身に着けたそれをごまかしたり嘘をついたりすること、そのしんどさはとろんこでは感じてほしくありません。
出来ないことを出来るように、というのももちろん大事かと思いますが、出来ることを出来るんだと感じてもらうことも大切かと思います。
自身では気付きにくい自分が出来る事・得意な事、自分自身の強さや弱さ、そして素晴らしさを伝えてあげられたら、そう思います。

今日もありがとうございました。