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～本日のとろんこの様子～

漢字の学習を見ていると、「書き順は合っているかな」「正しく書けているかな」と気になるご家族様はたくさんいらっしゃるかと思います。
一方で、書き順を間違えてしまうと、それだけで「覚えていない」「できていない」と感じてしまうこともあるかもしれません。
けれども、漢字の書き順と覚えが、必ずしも比例するわけではないと思っています。
書き順を正しく覚えることは、字形を整えたり、スムーズに書いたりするうえで大切な要素です。
しかし、漢字を「覚える」ということは、それだけでは測れない部分も多くあります。
読めること、意味がわかること、言葉として使えることなど、さまざまな理解の積み重ねがあってこそ、漢字は身についていきます。
特に、学習に苦手さのある子どもたちにとっては、書き順への意識が強くなりすぎると、「間違えた」「注意された」という経験が先に残ってしまうことがあります。
その結果、漢字そのものに苦手意識を持ってしまうことも少なくありません。
本来は学びを広げるはずの漢字が、負担になってしまうのはとてももったいないことだと思います。
とろんこアカデミーでは、まず「読めた」「意味がわかった」「使えた」という経験を大切にしています。
形が少し違っていても、書き順が完璧でなくても、漢字に触れ、理解しようとした過程をしっかり受け止めることを心がけています。
そのうえで、必要に応じて少しずつ書き順や整った書き方に触れていくようにしています。
漢字の学習は、正しさを積み重ねることだけが目的ではありません。
自分なりの覚え方を見つけ、「わかる」「使える」という実感を重ねていくことが、長い目で見た学習の力につながっていきます。
書き順は、そのあとから自然についてくるものでもあると考えています。
これからも、子ども一人ひとりのペースや感じ方を大切にしながら、漢字と前向きに向き合える環境を、ご家庭ととろんこアカデミーで一緒に育てていけたらと思います。

最後まで当Blogをご覧いただき、ありがとうございました。
明日もとろんこアカデミーは、皆様の来所を心よりお待ちしております。
何卒よろしくお願いいたします。